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オレ流教育論

現役公立高校教員です。English/Spanish teacher at a public high school in Japan. Follow my Twitter @OreRyuTsj

進学校の「多読」に注意!

ずっと進学校のことを批判していますが、恐ろしいことに進学校では「多読」までゆがめてしまいます。私が言っている多読というのは、あくまで「楽しむ」ための読書。課題とかテストとかが少しでも入ったらそれは多読ではなくなります。

 

私は、生徒が読んだ語数すら成績には入れていません。おしゃべり等他人の読書を妨害する行為は成績をマイナスします。つまり「多読授業」は生徒にとっては成績は「マイナスにしかならない。」というひどい授業です。(成績は他の授業でつけます。)それでも3年間、読み続けるのです。なぜか?楽しいから。いや、学校で無理矢理やらされているわけで、本来の楽しさとは違いますね。「普通の授業よりは楽しい。」ってことです。

 

でも、それだけではありません。「英語がどんどん読める、聞けるようになる。」というのが生徒自身わかるからです。成長を実感するってことでしょうか。だから3年間読み続けるのです。

 

しかし、進学校の先生にかかると多読もこうなってしまいます。ある教科書会社が出している教員向けの情報誌から引用します。書いているのは公立進学校の英語の先生です。

 

多くの学校では、長期休業中の課題の1つに多読教材を選ぶのではないだろうか。多読指導を推奨されている、酒井邦秀先生は『快読100万語!~』の中で、我々教員にとって耳の痛い話を書かれている。「夏休みに1冊2冊の英語の本を読ませても多読にならない」「概して難しいレベルの本を生徒に与えている」「感想や要約を書かせるのは感心しない」などである。全くそのとおりである。私の勤務校では、1,2年の間に1学期2冊、2学期2冊、3学期1冊、春休み、夏休み、冬休みに各1冊を「課題」として与え、それぞれの内容理解と要約を提出させ、各学期に読んだ本については、定期考査の試験範囲の一部とする。これだけでは足りないので、途中で投げ込みの読み物、時事英語などの課題を入れる。酒井先生には怒られそうだが、ある程度縛らないと読まない生徒も出るので現状では仕方がない

 

いかがでしょうか。「全くそのとおりである。」といいながら、全然改善しようとしない。最後の下線部が、進学校教員の本音なのです。もともと知的関心が高く、思考力も高い生徒をいつも相手にしているのに「縛らないと読まない」。教員に力がないだけです。偏差値でいえば地域で下から2番目の学校の生徒だって、本当の多読をやらせてあげれば、3年間つづけるんですよ。縛ると言えば、授業時間を使って、読む部屋に入れるだけです。「縛らないと読まない」というのは、特にあまり勉強が好きでない生徒の話であって、進学校に入るような生徒は、私に言わせれば1000%、縛らなくても読みます。教員がそのための努力をしていないだけなんです。

 

「ある程度縛らないと」ということですが、課題として全員に同じものを読ませ、内容理解と要約を提出させ、テスト範囲に入れることが「ある程度」でしょうか!

 

さらに「現状では仕方がない。」これ、自らはぜんぜん努力しないで、生徒に努力(それも意味のない)を強要する教員の決めゼリフです。

 

「授業でコミュニケーション活動やらせた方がいいと思うが現状では仕方がない。」

「文法訳読が悪いのはわかっているが現状では仕方がない。」

原発が危ないのはわかっているが、現状では仕方がない。」(あれ?)

 

「酒井先生に怒られそうですが」ということですが、専門家である大学の先生なんかよりも、生徒のことを考えてほしいものです。

 

残念ながら、「多読」という言葉には十分注意してくださいと言わざるをえません。

 

(もちろん、本当の多読をやっている、あるいはやろうとしている進学校もありますからね。私は、日本でも指折りの私立超進学校の先生から「話を聞きたい」と言われて、多読について話したこともあります。その先生方は「受験エリートは絶対に育てたくないんです。本物の教養、感性を身につけてほしい。多読を知ってこれしかない!と思ったんです。」と言っていました。)

 

 

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単語集は使わないで!

何度も何度も書いていますが、電車の中で高校生を見ると、必ず毎朝1人は単語集とにらめっこしています。勉強しなきゃいけないのは英語だけではないはずなのに、なぜか、英単語集を見ている高校生ばかりですね。世界史用語集とか、化学問題集とかやっている高校生ってほとんど見たことがありません。

 

こんな論文を見つけました。

 

Motivation, positive attributions, and interest are critical factors which support student success with challenging informational activities and which help them learn complex skills-two important goals of CBI Research has found that motivation and interest arise in part from the recognition that learning is indeed occurring and that the learning of sophisticated and challenging information justifies the effort. Further, considerable research argues that students who are more motivated, who develop an interest in curricular learning goals and activities, and who perceive themselves as successful and capable students learn more and do better in school (Alexander, Kulikowich, & Jetton, 1994; Krapp, Hidi, & Renninger, 1992; Tobias, 1994; Turner, 1993). In addition, students with high interest and motivation make greater elaborations with learning material, make more connections among topical information, and can recall information better (Alexander, Kulikowich, & Jetton, 1994; Krapp, Hidi, & Renninger, 1992). Thus, motivation and interest also provide an explanation for the relationships between better learning and the depth-of-processing and discourse-processing research discussed above.

 

英語の先生は読んでください。一般国民の方のために、日本語で要約すると、読んでいるものがおもしろいと思えれば、学習効果も高い。興味をもって勉強する生徒は自己評価も高いからさらにできるようになるし、いろんなことを関連づけて吸収するので学習効果も高くなる。

 

ってことですかね。もちろん「興味」の対象は、「内容」です。単語とか文法とか受験テクニックではありません。結局、電車の中で単語集にらめっこしている、それも高1からそんなことしていれば、興味など持てるわけはありません。

 

高校生の時期は本来、いろんなことに対して興味が広がる時期のはずです。小難しい本読んで「俺ってすごくないか。」と妄想してみたり、「こんなこと知ってるのオレだけだろうな。」と自己満足にひたったり。そういう知的好奇心の芽生えを根こそぎ奪うのが「英単語暗記」なのではないでしょうか。

 

そんなことをしなくても、興味のある文章を辞書使ってでもいいから「なんとなく」読めば、単語なんてほっといても覚えますよ。(ってのが↑の論文の他の箇所でも言われていることです。)

 

例えば、今ワールドカップやっていますよね。私も毎朝1時に起きて見ていますが、サッカー大好きな人が見終わった試合に関して、こんなものを読めばどんどん単語だって増えていくでしょう。それも、この辞書を使えば、ストレスも少ないでしょう。

 

高校生のみなさん。単語集なんか捨てて、どんどん興味のあるものを英語で読みましょう。周りに高校生がいたら、ぜひそう言ってあげてください。え?小テストがある?あのですね、いくらなんでも、単語の小テストがダメなだけでは単位落とすことはありませんよ。一般入試だったら、単位さえとれれば成績なんてどうでもいいでしょ?

 

若い人、それも頭のいい人たちが、「暗記作業」ばかり強制されて、社会に興味をもたなくなっています。ますます日本はおかしくなりますよ。 単語集の強制は、まさに、国益を損なっているのです。単語集暗記を強制する高校には、ぜひとも苦情を寄せてください。

 

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英語教師の人生

お断りしておきますが、英語の先生や専門家を批判しているのは、中傷目的ではなく、「英語ができるようになりたい」と思っている普通の方に、「英語の先生の言うことって怪しいですよ。もっと違うやり方がありますよ。」ということをわかっていただきたいからです。日本語で書いている記事は、英語の先生でなく、一般読者の方に読んでほしいものです。英語の先生だけに読んでほしいものは英語で書いてます。検索してみてください。

 

日本人が英語ができない理由を、いろんな人がいろんなことを言っていますが、私は、日本の英語専門家が言うことが間違っているのが一番大きな原因だと思います。現場の先生は、もちろんそういう専門家の言うことを信じていますから、その間違った考え方、学習法が、一般の国民に広がってしまっているのです。

 

私はこのブログで、自分がいいと思うやり方を紹介してきました。その際には常に、「それで生徒がどうなったか。」ということも詳しく書いています。今時間がないのでまとめられませんが、よろしければ検索してみてください。「生徒」タグで見ればそういう記事が出てくると思います。

 

さて、英語の先生はよくこういうことを言います。

 

今やっている勉強が、どのように実際に英語を使うことにつながるか考えなさい。

このトレーニングをすることで、あの場面で使えるとか、具体的なシーンを想定して勉強しましょう。

 

これは否定しません。しかし、巷にある「英語教材」が具体的なシーンを想定しているとは到底思えません。文脈も何もない例文がずらーっと並んでいる。英会話本でよく、「シーン別使えるフレーズ集」なんてのがありますが、一体今まで何冊出版されているでしょうか。「トレーニング方法」も数限りなくあります。何度も言っていますが、これほど多くの「教材」があるということは、どれも役に立たないということです。

 

根本的に間違っているのは、「トレーニングを積んでできるようになってから使う。」という考え方です。これが諸悪の根源。周りの英語の先生を見てください。勉強法についてあれこれと話す先生はいくらでもいますが、実際に英語を使ってこんなことをしている、という先生がいますか。いませんよね。日本の英語の先生は、英語の勉強だけをし続けて、結局使うことなく一生を終えているのです。こんな人生をマネしたいですか、みなさん。

 

そんな英語の先生や専門家よりも、この記事で紹介した、「実際に英語を使っている人」の声に耳を傾けましょう。

 

「具体的なシーンを想定して」トレーニングするのではなくて、とっとと「具体的なシーン」に飛び込んでしまおう、ということです。

 

そこで、一番手っ取り早いのが「多読」なのです。それも学習用に書かれたリーダーではなく、本物の子ども向け絵本を読んでみましょう。もちろん、「具体的シーン」に飛び込むわけですから、辞書や文法は捨てましょうね。母語を使う時に辞書と文法書見る人はいないのですから。

 

また、この本には、日本にいながら「具体的シーン」に飛び込んで英語を使うことができる方法がたくさん紹介されています。読んでみてください。

 

しゃべれないあなたは悪くない! 英語力が伸びるホントの方法

しゃべれないあなたは悪くない! 英語力が伸びるホントの方法

 

 

続しゃべれないあなたは悪くない! 3年で英語ユーザーになる方法

続しゃべれないあなたは悪くない! 3年で英語ユーザーになる方法

 

 

Now, I criticize Japanese teachers and experts of English, but 10 years ago, I was like them. But, tadoku has changed my mindset. Now I want to be a user of English, rather than a teacher. I want to be a role model of my students as a user of English. So, I'd like more teachers to be one of us. Please don't give a damn if some experts or famous calisma teachers say "Oh, you must make more effort to brush up your English." Have you ever seen them USE English? Never... They say "we have to express our ideas (in Japanese "hasshin"), but we've never seen them doing that. Anyway, the term "hasshin" is non-sence. A language is a tool to "hasshin" from the beginning. The fact that they say "hasshin" is important shows they have never considered English as a language. Don't you agree? So, I strongly recommend you start with reading the books I've introduced above. Be happy using English! That's what students want us to be, isn't it?

 

 勉強やトレーニングだけして実際に使わないのは、サッカーの練習だけして試合を一度もしないのと同じですよ。それでは1次リーグ突破は望めません。。。

 

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英語教師の罪

なかなか更新できなくてすみません。新学期はいつもひっちゃかめっちゃかなのです。連休明けて最初のテストが終わるころ落ち着くのですが、今年はワールドカップもあり。。。

ということで、今後もなかなか更新できないと思うのですが、引き続きご愛顧願います。

さて、今年度は、進学校の英語教育を研究していこうと思っていますが、いやぁ、ほんとこれは憂うべき事態です。塾の先生や、進学校の教員仲間から情報を仕入れているのですが、もうひどいひどい。

私も教員なので武士の情けで思いきったことがなかなか言えないのですが、もう言わざるをえないかな、と思っています。今日は、以前、進学校に勤めていた養護教諭の話です。こんなことを言っていました。

 

ブログ読んでいて、前に勤務した進学校の英語科による虐待、いろいろ思い出しました。他教科の教員からも評判わるかったですねー。教材をバカみたいに買わせるから、職員室や準備室に段ボール山積み。解答は学年末に配るだけなので、1年中山積み。誰も片付けようとしません。学年末に配ったら配ったで生徒はもう必要ないから学校に捨てていきます。私も英語科には迷惑被っていました。保健室で具合悪いと言って休みに来る理由が、英語の予習ができていないから授業に出られない、予習できなかったから保健室でやらせて(家庭科や保健の授業をさぼる)など。同情しつつも、家庭科や保健の授業を「受験に関係ないからやる意味ない」と言ってのける生徒に説教していました。英語はわからなくてもどうにかなるが、家庭科や保健の授業では生きる上で必要な知識が詰まってるんだ!と。集会や講演会で単語帳片手は当たり前、教員が全く注意しない状況にも腹が立ちました。隙あらば勉強とはエライとでも思っているのでしょうか。

「予習」というのは、ノートに教科書の文章を全部写して、辞書で単語調べして調べた「証拠」もノートに書く。もちろん「全文和訳」も。授業であてられたときに訳を言えないと予習してこなかったことを怒られるそうです。単語集は受験のために自主的にやっているわけではなく、小テストがあるからだそうな。

 

先日、昔の学校の仲間で集まって飲んだのですが、進学校に勤めている教員に聞くと、同じようなことを言います。「だいたいさ、ノートに全訳書かせて毎回テストの度にチェックするなんてさ、全然授業を聞いていないし、テストも赤点だった奴に、『ゲタはかせる』ためにやることだよ。」と言っていました。「本当は、1~2年の間は、いろんなことに興味をもたせて、本をたくさん読ませたいのに、英語のせいで時間がないって生徒はみんな言うんだよ。ここまでしなきゃ受験対策できないのかな。俺だって入試のときは英語の勉強したけど、1年の時からこんなにやらなかったよ。単語集や文法問題集なんて3年のときだけだし。」

 

なんでこんな「虐待」をするのか。表向きの理由は「受験」です。しかし、こんなやり方は受験にもマイナスであることは、最近の入試問題見てればわかること。国立で下線部和訳だけのものもまだあるにはありますが、だからといって、全文和訳を1年んからすることはないでしょう。

 

同業者の私はなぜこんなことをやらせるのか実はよーくわかります。

 

教員自身が英語ができないからなのです。だから、効果的な勉強法がわからない。で、やたらと「苦行」を課すのです。提出でチェックしていれば、「できないのはやらなかったあなたのせいだ。」と言うことができます。しっかりやったのにできるようにならない生徒については何も言いません。

 

ということで、英語ムラをずっと見てきましたが、やはり生徒と日々接している「教師」を変えなければどうしようもないですね。

 

最近では、ほとんどの高校が学期に一度、下手をすれば月に一度「授業公開」をしています。ぜひ、近所の「進学校」の英語の授業を見学して、教員のレベルを確認してみてください。ぜひコメント欄でご報告ください。

 

 

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英語「ムラ」の馴れ合い...

英語教師の研究会(要するに集まり)のHPにこんなものがありました。

 

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「第64回秋田大会記念講演講師についての経緯説明及びお詫び」について

 

私もこの話、関係者から聞いたのですが、要するに全英連という、全国の英語教師の集まりの大会で、四人組のお一人鳥飼先生に講演を依頼していたのですが、「破綻」であんなこと言ってるから、やっぱ頼むのやめようよ、ということになったそうです。それを聞いて、鳥飼先生が怒ったそうな。ここまでの話は聞いていましたが、結局講演頼んじゃうのね。あ、そ。じゃあ全英連とやらは、英語の授業は英語で行う方針には反対ということか、ってまぁそこまで極端なことは言いませんが、なんだかねぇ。

 

おわかりですか、「ムラ」の腐った構図。研究会で「専門家」のご講演聞いたって、それで生徒が英語できるようになるわけではありません。

 

ぜひこういう研究会には、この記事で書いたような、「英語を使っている日本人」の方を招いてもらいたいと思います。私なら、茂木健一郎さんにお願いするけど。

 

 

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ノート指導?ブラック進学校の真実

もうしばらくは「進学校」シリーズになりそうです。

 

今日は、「ノート」の話。

 

前の記事にも書きましたが、ノート提出というのが定期テストごとにあるそうです。予習の段階で、左ページに教科書の本文を全部写す。右側に日本語訳(それも全部!)を書く。辞書で調べたことは「欄外」に書く。意味だけでなく、派生語や発音記号も。んで、写した本文の下にはSVOCM..も書く。授業では、全訳を「確認」し、先生が説明した文法事項等をノートに書き込む。

 

んで、テストが終わると全員ノート提出してノート点がつけられるそうです。で、ほとんどの生徒が必死にノートをつくっているのです。

 

いや、そういうノートつくることで英語ができるようになるなら文句言わないんだけど、どう考えても「英語ができるようになる」こととは全く関係ないし、こんなことしてたらテスト勉強する時間がなくなってしまうと思うのですが。

 

しかし、この話を聞いた塾の先生によると、生徒は塾に来てノートつくりを手伝ってほしいというそうです。周りの友だちも、塾に行ってノートに書くことを教えてもらっていると。

 

こんな話を聞いたので、さらに知り合いの教員5名ほどに聞いてみましたが、やはりこの「ノート提出」は多くの学校でやっているようですねぇ。もちろん私の知り合いの教員はこんなことは馬鹿げていると思っている人たちなのですが、「学年全体で絶対にやらせてください。」と言われていて、無視できないとのこと。。。ノートもダメ、テストもダメな生徒には「ノートをつくらないからダメなんだ!」といい、ノートを100%つくっていてもテストが悪い生徒には「ノートつくって勉強終わりだと思ってるからダメなんだ!」というそうです。

 

私から見ると、これって一番楽な指導法なんですよね。だって、ワークシート1つつくらなくてもいいし、文法事項だって、生徒に聞いて答えられなかったら「なんで予習してこない」って言えばいい。実際、こういうことやらせる先生はワークシート1つ作らないそうです。文法事項だって、「教員用指導書」にこれでもかってほど書いてあるし、全訳だってのっている。(以前お話ししたように、説明することが赤字で印刷されている「教師用ダミー教科書」まであるんですからね。)おそらく、英語が全くできないあなたでも授業はできますよ。

 

こんな授業が実際に多くの学校で行われているんだとしたら、そりゃ文科省もああいう指導要領つくりたくなるわな、と文科省に同情すらしてしまいます。また、多くの「心ある」先生が、キムタツ式に流れるのもわかるような気がします。このブログでさんざん批判しているキムタツ式ですら、こんなやり方よりはマシですから。

 

ついでに、「ノート禁止令」も出してもらいましょうか。

 

しかしねー、前にお話ししたブラック自宅学習課題(様々な問題集や単語集)に加えてここまでやっていたら、それこそ他の教科勉強する時間がなくなりますよね。実際に、塾の先生の話によると、多くの生徒が他教科の授業中に、英語の「内職」をしているそうです。はぁ、完全に国益を損なっていますね。

 

進学校に通うお子さんをもつ保護者の方はぜひとも抗議してください。こんなことやっていたら大学には受かりませんよ。

 

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進学校は「詐欺」?

またまた塾の先生から聞いた話。進学校に通う高3年10名に、英検2級の長文問題をやらせてみたところ、20問中12~16問正解だったそうです。ちなみに、この塾は多読をやっています。そして、この生徒たちは、この4月、つまり高3になって塾に入ってきたのであって、今まで2年間は、徹底的にブラック進学校のやり方、つまり

 

①「コミュニケーション英語」は予習で本文を全部ノートに写し、全訳をノートに書く→授業では一人ずつ当てられて訳を言う→先生が直す

②「英語表現」は文法問題集を家でやって、授業では当てられて答えを言わされ、先生が正解と解説を言う。

③自宅学習として、単語集と授業とは別の文法問題集があり、毎週小テスト。

④「多読」と称して定期考査ごとに1冊、全員同じものを購入させられテストされる。(生徒によれば、細かいところまで出すから、誰かが全訳を手に入れてそれを読んでいくということ。)

⑤小テストも定期考査も赤点は追試。ノートやワークブックもチェックされてやってなければ居残りで完成させられる。

 

でやってきた人たちです。

 

びっくりしました。私の生徒たちは、高1~高2までの2年間、たっぷりと多読・多聴し、授業はAlmost All English。もちろん予習・復習・宿題・小テストはなし。私が言っているのは、「毎日30分は家で多読しろ!」ということだけ。

 

それでも学年で10人は高3の6月の英検2級に受かります。念のため申し上げますが、偏差値的には下から3~4番目。「独自問題」の進学校とは雲泥の差です。トップ層といえども、中学時代の成績は、進学校に入れる生徒にはかないません。それでも、高3のときに、英検2級の長文問題は20問中13~18問正解しています。つまり、この塾に来た「進学校」の生徒と同じくらいなのです。

 

進学校の生徒は、私の生徒の100倍は英語の勉強を「させられて」きたのです。にもかかわらず、高3の時点で、私の生徒と英検の長文問題の正解率が変わらない。

 

これを「詐欺」と言わずして何と言うのでしょうか。

 

私自身、今まで何度か進学校の先生と話をして、自分の生徒が多読・多聴で英検2級の長文がこれくらいできるようになるということを伝えましたが、ほとんどの人は、「でも、うちの生徒はゆるめると勉強しなくなりますから、やっぱり最低限の予習・復習と自宅課題だけは絶対にやめられません。」と言います。最低限?上に書いた①~⑤が果たして最低限なのでしょうか。

 

それにしても、こういうひどいことをやらせている先生方は、ご自身もこれくらいの努力をして英検1級や、TOEICTOEFLにも挑戦しているのでしょうか。残念ながらそういう話は聞いたことがありません。四人組の先生などは、現場の教員にTOEFLを受けさせるという話に対して、「生徒をほっておいてでもTOEFLの勉強をしろと言うのでしょうか!」と怒ってらっしゃいましたが(詳しくはe-book『英語教育、破綻させたのは誰だ!』をお読みください。)、それくらいしてもらった方がいいでしょう。生徒にこれほどの「無駄な努力」をさせているのですから。

 

高3が、塾にかけこんでくる。これだけで、もう「進学校」のうたい文句が大ウソなのがわかるってもんです。

 

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